やっぱ第一印象は大事。

3/7
前へ
/18ページ
次へ
「怪我とかしてませんか?」 ふわりと微笑む、巨人がいました。 180以上はありそうな身長に、さらさらとした髪の毛、そして綺麗な笑顔…… 思わず、凝視してしまうと巨人君は軽く首を傾げ、 「あの…大丈夫でしたか?」 と見事な低音ボイスが出てきました。 ナツメ「っはっはいっ!!」 あまりの衝撃で声が軽く裏返る。 恥ずかしいっ…… 「そうでしたか。……それでは。」 僕の返事に特に反応することなく、また優しく微笑みながら軽く会釈をして僕の横を通りすぎていく。 ナツメ「あっあの!!」 咄嗟に呼び止めてしまった。 「?まだ何か?」 ナツメ「…っ名前教えて、ください…」 「……帝城…帝城煌です。」 ナツメ「帝城君………もしかして…」 コウ「はい。転校生の」 ナツメ「そっそっか!!えっとね、「佐熊棗さんですよね?」えっ!?」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

273人が本棚に入れています
本棚に追加