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今日はついてるな....
今だにキョロキョロと辺りを見回している彼にゆっくりと近づく。
「あの....」
「はい?」
威圧的な声が返ってきた。
「理事長室の場所を教えていただきたいんですが....」
ホントは知ってるけど。
「あなた、誰ですか....」
不審者を見るような目で見られた。
「あ、すみません。転校生の帝城....帝城煌です。」
転校生ということを伝えると、上から下までじっくり見られる。
何か落ち着かないな....
「....あなたが....」
一通り見ると、顔をこっちに向ける。
待ってました
視線が交差するのを狙って爽やかに笑う。
すると、予想通り顔を真っ赤にする彼。
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