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姉貴は誰かに電話をし始める
佳子「もしもし?社長ですか?明けましておめでとうございます~、はい!」
姉貴は丁寧な対応をしている
スポーティングマネージャー
それは、身の回りの世話をしてくれるスタッフだ
アスリートは契約の事や、身の回りの事
全てをマネージャーに任せて、アスリートは自分の競技に集中させてくれる
俺は、今まではチームが紹介してくれたマネージャーでなんとか凌いでいたけど
F1ドライバーになると、自分で探さなければいけない
佳子「はい、それでは~失礼しま~す」
姉貴は携帯を閉じると
口を開いた
佳子「社長が知人を知ってるらしいわよ、その人は実績のある人だから安心しなさいって」
信治「おぉ!助かる!」
俺はガッツポーズをする
さすが、姉貴の事務所の社長さんだな
世界中に芸能事務所の支店を持ってるだけある
佳子「ただし、条件があるそうよ」
信治「は?条件?」
俺は姉貴の方に顔を向けた
姉貴は笑顔で条件を話し始める
佳子「IDA芸能事務所と正式契約してもらいたいんだけど」
信治「何?芸能界入りをしろと?」
姉貴は頷いた
参ったな…去年、姉貴の特集で俺の顔写真を公開されて
しばらくインターネット上で騒がれた事件があった
あの日に、丁度GP2日本GPが開幕していた時期で
俺はスターみたいに騒がれた記憶が残ってる
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