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その後、社長さんが再び、事務所に入ってきた
後ろには、白人の女性
というか女の子って感じの子が後ろに付いて来た
「彼女が信治くんのマネージャーを受け入れてくれる、ミシェル・アリアさんだ」
え?嘘でしょ?
俺はその一言に、驚きを隠せなかった
見るからに学生と言っても差し支えない女の子だ
った。
見た目も幼さが残っていて、金髪の長い髪の毛をポニーテールに結んで、似合わないスーツに身をまとった姿に、仮装でもしているのではないかと疑うほどだった
ミシェル「ミシェル・クリスティー・マリアよ、よろしくね」
信治「あ…あぁ…」
お互いに挨拶が終わると
事務所を後にして、喫茶店で方針を話し合う
信治「…本当にできるのかよ?」
ミシェル「…うっさいわね~!出来るって言ってるわよ!」
どうやら、ミシェルは社長の前では猫を被ってたようだ
俺と二人になった途端に、口が悪くなった
ミシェル「これでも私はマネージメントのプロよ!」
信治「なんか胡散臭いんだが」
俺は疑いを向けると、彼女はムスッとした顔で、返事した
ミシェル「私のウィキペディア見れば一目瞭然よ!!」
ミシェルは携帯を突きつけてきた
確かに、ウィキペディアには顔写真とプロフィールが書いてあった
ミシェル・クリスティー・マリア
18歳、身長153cm。
世界一のマネジメントと称された、ジェームズ・ブライアン・マリアの娘で、最年少マネージャー。
15歳の頃からマネージャーの仕事を手伝い始める、マネージャーサブとして経験を積み、17歳で本格的にマネージャー業に就いた。
信治「…もしかして、お前ってさ」
ミシェル「何よ!」
俺はウィキペディアを読んだ後
携帯を閉じた
信治「デビューしたはいいけど、マネジメントする相手がいなかったんだろ?」
ミシェルはギクッとした表情を見せた
…図星だな
ミシェル「…私の年齢がネックになって誰も契約してくれないのよ!!悪かったわね!!あんたも気に入らなかったら契約しなければいいでしょ!!」
今にも泣きそうな顔をして、契約書を机に叩きつけた
ミシェル「破りなさいよ!!」
俺はため息をついた
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