道標。

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話を要約すると、まず、この店は“梅松”といって、なかなか名のしれた簪屋のようだ。 それから、私は梅松屋の前に血だらけでたおれていて、放っておくわけにもいかないので、座敷にあげ、介抱してくれたようだ。 『それは、大層御迷惑をおかけしてしまったようで、申し訳ありませんでした。 ところで、梅松屋さんのご主人はどなたでしょうか?』
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