第2話

14/15
前へ
/272ページ
次へ
「なんのために私がいると思ってるの?」 私は、参謀なのよ? 「・・・・どういうことです?」 真宏が、そう尋ねた。 「参謀はね、何も調べるだけが仕事じゃないの。 仲間の情報を隠すのも仕事なのよ?」 私は、君たちの情報を隠すためにいるようなもの。 「ですが、すでにこの辺りでは知られてるんですよ?」 「当たり前じゃない。 でもね、私は他の遠くにいる敵には知られない程度には隠すことができる。 すでに、この辺りでは知られ過ぎてしまってるけど 少し離れたら、名前程度よ。 だから、私は顔を隠してあげる。 名がばれたとこで、顔まで特定されないようにするわ」
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加