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外に出ると、部活のジャージを着て準備とかランニングとかしてる人でいっぱいだった。
確か三年生にとっての最後の大会ってそろそろだもんね。気合いはいるのかな、やっぱり。
前の学校とは活発さが違ってる。みんな部活に一生懸命な感じがする。まさに青春、みたいな。
大きなグラウンドに目線を送ると、野球部が大きな声でウォーミングアップをしていた。
そしてその隣りでは他の部が練習の準備をしていた。
「…サッカー…かな?」
サッカーボールは見当たらないけど、ゴールがグラウンドの隅に置いてあるし、そこにいる人達の格好がサッカーっぽかった。
「あれ?田口さん?」
突然後ろから誰かに声をかけられた。
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