プロローグ ~急転直下のニューゲーム~

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 事の発端は約一週間前にある。  あれは確か俺が部屋でくつろいでいた時だった、奇妙なメールが送られてきたのは。  「この世界から抜け出してみませんか? 新しい世界があなたを待っています、抜け出したいなら下のボタンのYESのマークをクリックしてください、そうすればすヴ@sfjぢ#$&」  なんだ?このメール、迷惑メールか? 最後の方が文字化けして読めないし…  すぐに削除しようと思った、でもこんなつまらない世界からの抜け出せる? 今と違う世界に行ける? そんなことを思ってしまったのだ、気づけば俺はYESのマークをクリックしていた。  やべっ、押しちゃった…まさかこのメール、本当に何処か知らない場所に行ったりとかしないよね…? 一瞬、俺の脳内で拉致監禁という単語が頭に浮かんだ…。  しかし、クリックしたのにも関わらず画面は切り替わらず元のまま何もなかった。  不審に思ったが、その時の俺はこのまま拉致されて何処かへ監禁されるのではないかという被害妄想に襲われスグにそのメールを削除したのであった。  そのまま何事もなく一週間が経過したー  俺はメールの件なんてすっかり忘れていた。  「ハレ兄ぃ、お風呂湧いたから先入って~」  妹がいつものように俺を風呂へと急かしていた。  「おーう、今行く」  俺もいつものように風呂に入ったーが、それは唐突に起こった。  「ふ~今日も変わりないつまらない一日だったな~…ん?」  当然に湯船が光りだして大きな渦が  「ちょっ……何っ!?……ガボボボボボボ………」  俺は湯船に沈んでいった、沈んでいく中で俺の意識はだんだん薄れていった。  ー目が覚めた、起きて辺りを見渡すとそこは見たことのない土地だった…
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