序章

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―夜― 家事も終え、旦那と2人ベッドの上で行為をし終えた時だった ノハ;*゚⊿゚) ハァハァ… 経験人数が片手で数えられるほどしかいない私にとって、旦那の技術の上手い下手はさほど気にしていなかった しかし、その日は違った ノパ⊿゚)(物足りない…) 付き合っていた時の行為含め、こう思ったのは初めてだった 行為だけではない 結婚し、仕事を寿退社という女性には喜ばしい退社の仕方をしてからというもの仕事という刺激から遠ざかり、ある一定の、メトロノームがずっと同じリズムを刻むように、そのリズムの上を私が機械的に歩いている毎日だった 朝起きて、朝食を食べ、洗濯機を回し、その間に洗い物と掃除をし、洗濯物を干し、買い物に行き、お昼を食べ、少しのんびりしてから洗濯物を取り込み、畳んでしまって、夕飯の準備をし、お風呂の準備をし、旦那と夕飯を食べ、お風呂に入り、寝る… 何も刺激がない毎日… 何も新展開がない行為… ノパ⊿゚)(刺激が…ほしいな…) 仕事の疲れと行為の疲れで先に寝てしまった旦那を横目に、私は抱き枕とわんわんおのぬいぐるみを抱き締めながら携帯を開く 某SNSにアクセスし、友達やここで知り合ったマイミクさんたちの近況を確認どれもこれもあまり興味が引かれず、何気なくコミュニティ検索にカーソルを合わせボタンを押す
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