恋におちるまであと・・・
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私、藤岡翔は『とぶ』ことが好きだ 普段は冴えないと自覚しているが、 このときだけはそんなことも忘れることができる とぶ瞬間、いまこのときだけは 普段お下げにしている髪を解き、ださい眼鏡を はずして素の自分でいられる だから好きだ 「翔ーっ、私ら先帰るねー」 そんな言葉も聞こえないぐらい集中し、そして 私は階段を飛び降りた
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