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「昔から、悩み事があると此処に来ていた」 彼女は目を細めながら呟いた。 「最後にここに来たのは、二年と半年前」 そうだ。あのときは確か。 「同じような理由だった。誰かのために何かできなくて、泣いて」 「……」 「アイ・ノウ」 彼女は再び、その言葉を秋穂に投げかけた。
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