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「くっ…舐められたものだ…なら全力で行かせてもらうよ!」 やる気のなさそうに手を小招いている如月を前に炎帝は手に力を込める (一般人なんだろうけど、この特校に殴り込みに来たんだ…死んでも知らないからね) ハァ!という気合の声と共に炎帝の手からものすごい勢いの炎の渦が吐き出される 爆煙と豪炎に校舎の生徒達が数十人飛び出て来た 「炎帝様が力を使っているわ!」 「いつ見ても惚れ惚れする!」 「おいおい誰だ?炎帝様に喧嘩うったのは」 生徒が炎帝に見惚れているなか、炎帝はバシュという音と共に掌を閉じ、炎を止める (少しやり過ぎたかな…散り一つ残らないだろう) 土は焼けえぐれ、狼煙が広いグラウンドに上がる その煙の向こうで一つ、大きなあくびが漏れる 「はぁーあ…炎帝とか呼ばれてっけど、こんなもんなのか?まさか手加減とかしてくれたのか?」 「なん…だと…」 炎帝の驚愕の表情が生徒達にも伝わる あの炎帝の炎を食らって生きていられる者はこの特校の教員13名位のもの、なのにあの少年はあくびすらして余裕綽々。 一体どういうことだと誰もが目を疑う 「一体どうやって…」 「そんなん簡単だろ?炎を斬ってたんだよ」
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