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「…は?」 この場にいる全員が唖然とする 「だからこうやってな?」 如月が逆手で持った刀を順手に持ち替え、ゆっくりと刀を降り下げる動作をすると、今度は少し角度をずらして降り下げる、その動作をを少しずつ早めていくとものすごい速さになって行き、しまいには止まって動いていないように見える 「………」 一同空いた口が塞がらない 「おい!教員の速の者!どうなっている!」 シュタッと炎帝の脇に教員と思わしきものが現れる 「それが…私の目で見ても…止まって見えます…」 「なにそれこわい」 炎帝が力無く指先から火の玉を如月に向け発射する シュッという音を立て、如月の前で火の玉が消える 「マジ?」 いつも爽やかな笑みを浮かべる炎帝だがこの異常事態には流石に頬も引きつる (あのまま突っ込んで来られたら僕死ぬじゃん…) 戦意喪失した炎帝をみてか、如月は動きを止める 「なんだもう終わりか?」 如月が構える 炎帝が見えたのはそこまでだった そのあとはあくびをする如月が目の前にいるのを認識するのと同時にグラウンド奥のほうで壁が倒壊する音がドーンと鳴り響いた 「えっ」 炎帝は気付く、隣の「速」の教員が居なくなってる事に 「えー」 「ん?なんか飛び込んで来たから峰打ちしたけど、死んでないよな?あいつ」 全てに返す言葉がない 「炎帝様をお守りせねば!我ら教員の命を持ってして!」 声を上げたのは教員ら12名 それと同時に炎帝の体に魔法陣の様なものが幾重にも重なり、防御結界が張られる
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