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その声と同時に、教員らが動きを止める
校舎から一人の女性が静かに歩いてくる
「女神様だ…」
「美しい…」
生徒達から漏れる声
その女、能力名は「癒」傷の治癒に秀でた能力者、二つ名は「女神」
その治癒力と美貌から付けられた二つ名である
「なんだ?今度はあんたが相手か?あんま女は相手したくないんだが…」
不器用な物言いにニコリと微笑むと
「私はあなたと戦うつもりはありません」
「じゃあなんで止める?」
少し怒気を孕んだ物言いにも微笑みで返す女神
「あなたは刀を得意とする剣士と見受けられます、そのあなたが武器を破損し、使用不可となった状態では到底決闘を続行するには至りません」
「決闘…だと?」
「えぇ、この場は戦場ではありません、貴方の強さは見てわかります。あのまま続ければ此方の者共が怪我をすることになっていたでしょうし」
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