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今日のお昼ご飯は各自で、ということらしい。
朝ごはんの後片付けをして自室にいるところだ。
自室は、食堂の二階にある。
自室があって、皆がいて、トトがいて、食べ物もある。
こんなに、こんなに幸せになれてるなんて。
っと、そろそろ準備もしないとね。
鏡の前に立ち容姿を確認する。
「あれ…?……また、増えたかも。」
首にあざが出来ていた。
私の腕には模様のような、タトゥーのようなあざがある。それが日々濃くなり増えているのだ。
首にまで…?これじゃあ隠しにくいわ。
まぁ、まだ大丈夫そうね。
首を見ていた顔を上げ鏡をまた見つめるとまだ幼いような顔がこちらを見返していた。
まだ16。やっぱり容姿には気になるお年頃。
私はこの赤い目が嫌い。どうして赤いの?
血のようで怖いよ。
銀色の髪も嫌い。
白髪のようで老けて見える気がするもの。
髪を手に取り三つ編みを組む。
トトが誕生日にくれた赤いリボンをする。
赤い目は嫌いだけれど
赤いリボンはお気に入り。
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