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「ミィーー?おひたし出来たー?」
ミィ、とは私のこと。
「あと少し!」
振り向き答える。私は今 ふるし根のおひたしを作っている。
鍋を見るともう十分煮込めていた。あとは盛り付けかな?
「…よし、完成。」
おひたし出来たよー、と隣の部屋にいるトトに呼び掛ける。
隣の部屋と言うか、隣のキッチンだけど…
すると、のれんをひらりとめくりトトが顔を出した。
私のお母さんのような人。
パリッと整った顔で深い茶色の瞳と髪色が特徴的。
胸の高さまである髪は一つに束ねられている。
「じゃあこっち手伝ってもらえる?」
うん、と了承しトトの方に行く。
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