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料理も一通り終わった。
あとは食卓に並べるだけ。
まだ静かな食堂に足を踏み入れる。
食堂のテーブルに、朝ごはんにしてはスタミナ満点な料理を並べていく。
そろそろ、時間ね。
「ひゃっほーぅ!今日の朝飯はー!?」
ほら来た。
食堂の扉を勢いよく突き破って一人の男が顔を出す。
それに続いてわらわらと男たちが群がる。皆、額に汗を浮かべている。
「こらぁっ!!扉を壊すんじゃないよ!とっとと座る!」
トトが怒って言う。
「へーい♪にしても今日は一段とご飯が豪華だぜ」
気に止める様子も無く座り、調子よく男が言う。
あんなに静かだった食堂が騒がしく暑くなっていた。
一通り座ったようね…。
ゴンゴンゴンゴンッ
私は手に持っている鐘を思いっきり鳴らす。
すると大分静かになった。
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