2人が本棚に入れています
本棚に追加
この食堂は結構広い。
修練騎士たちは50人近くいる。
全員が入る大きさだから、ちょっとしたホールくらいの大きさはあるんじゃないかしら?
テーブルは9つあって、なんとステージもある。
とっっても騒がしくなるの。
「ミィシャもここへ来て1年だな!時がたつのは早いもんだ。」
先ほど一番乗りで食堂に入ってきた男、レイジが言う。
トトにはミィと呼ばれているけど私の本名はミィシャ。
修練騎士の皆からはミィシャって呼ばれてる。
「あら?レイジ、言い方年寄りみたいよ?」
「ふっ。誉め言葉をありがとうっ!!はっはっは」
すごいテンションだわ…。
「あなたのテンションは相変わらずね。私、昔はレイジのテンション苦手だったの。」
「…ガーン。」
おどけて私が言うとレイジはショックを受けたように項垂れた。
「ふふっ。今は嫌いじゃないよ。」
「まあなっ!俺の魅力に惚れたんだろ?」
私はジト目でレイジを睨んだ。
さほどの攻撃にもならなかったが…
最初のコメントを投稿しよう!