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おかしい。先ほどまで私は街を歩
いていたはずだ。
だのに…なぜ、こんなへんぴな場
所で大人に囲まれているのだろう
。
場所は湖に程近い小屋の中だ。
だが、街も近い為、やたらに出来
ない。やりようによっては街が冬
に逆戻りしてしまう。
とりあえずと、キルリは天井を突
き破り、そこから逃げた。
追ってくる銃声。
街に行けば悲鳴が上がった。が、
銃声は止まない。飛んで、飛んで
…。いつぞやハイドさんと会った
広場に来てしまった。
人はいない。
あまりやりたくなかったが、やる
しかなくて、カッターを無数、手
に持つと投げれば、相手の腕や、
顔を切り、赤い水が姿を見せた。
ふらつく頭をふるい立たせ、なる
べく見ない様にすれば、再び構え
た相手の前で一声叫んだ。
とたんだった。
辺りは一面、氷と化した。
勿論、相手も氷浸けだ。
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