親戚

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空羽ちゃんのい、と、こ? え。 頭の中で、いろいろな考えが渦を巻く。 空羽ちゃんは、私のお母さんのいとこの娘。つまり、はとこ。 空羽ちゃんの父親がお母さんのいとこなのだ。 「そのいとこって、どゆこと?」 私は不思議で聞いた。 「手短にいうと、華奈ちゃんのお母さんと空羽ちゃんのお母さんが兄弟なんだって。」 え。 そう…なの? ほんとに? ほんとに? まだ、自分の頭は疑っていた。 「てことは、華奈ちゃんと私は親戚なの?」 「まぁ、そうだね。」 私は、自分の部屋に全力で駆け上がり、こう叫んだ。 「やったぁぁぁ!!」 私、清家さんに負けてると思ってた。 華奈ちゃんは清家さんのほうが近づいてると思ってた。 だけど、私はこんなに確かに華奈ちゃんと繋がっていた。 早く、華奈ちゃんに会いたいなぁ。
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