親戚

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「たっ、ただいまぁ~。」 いつものように、家の重いドアをガチャリとあけた。 やっぱり、家の匂いはおちつく。 スッキリ! 「うぅーんおいしぃ!」 私は、着替えるなり大好物のハンバーグを食べていた。 このデミグラスソース、絶妙! すると、 「あ、優乃。そういえば、藤森華奈ちゃんって知ってる?」 お母さんがいう。 「え、なに?知ってるよ。隣の席だし、仲いいよ。」 「えっ、えぇぇぇぇ!?」 「なっ、何なに!?別に変なこといってないよぉ?」 お母さんが大げさに驚いたので、私まで驚いてしまった。  すると、お母さんは 「華奈ちゃんは、空羽ちゃんのいとこなんだって!!!」 と言った。
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