やあ、おチビさん

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千里の活気に溢れた返事を聞いた凪は電話を切り、千里が送った座標を確認する。 「少し遠いな」 「リーダーなら距離なんて関係ないでしょ?」 「まあな。ついてくるか?」 ヒロキは首を横に振る。 「ううん。僕は交渉には向かないから」 「だな。じゃあ行ってくる」 「うん。行ってらっしゃい」 ヒロキに見送られながら、凪は突如床に現れた闇にのみ込まれ、消えた。 次に凪が現れたのは県内の中でもかなり都会から離れた場所だった。 そこは自然が多く、回りには一切人気がなかった。 凪の目の前に映る屋敷を除いて。
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