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中心にある、あれは街灯なのかな？おぼろげに光る街灯みたいのを中心に広く円形に５人ほどいる。
見るからに皆動揺しているのを見るとあたしと同じように周りをキョロキョロと見渡して状況を確かめようとしている感じだった。
「なによこれ…どうすればいいの？」
手に持っていた鞄を力いっぱい握り締めるしかなかった。
逆に何もできなかった。
周りを見ても皆同じ感じっぽそうだし…何があるかわからないし怖いもん。
誰か動きなさいよっ！
心の底からそう念じた時あたしから見て右に2番目の所にいた人がゆっくりと街灯(仮)の方に歩き出した。
場の空気が一気に緊張していくのがわかる、完全にあの人に視線が集中していた。
警戒しながらゆっくり歩みを進めて光がその人を照らし出した時女性というのが分かっけど、見た感じ特にそこに向かうのに何かあった様子は無さそうだった。
少しずつ少しずつ人が中心に集まりつつあった。
私もあたしも歩き出したんだけど途中で怖くなって思いっきり目を瞑って小走りで皆の所に駆けていった。
だって怖かったんだもん。背中ぞわっ！ってしたんだもん。
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