プロローグ

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一瞬。 右半身にとてつもない衝撃を感じる。 その衝撃を受けた後、全身が激痛に襲われた。 だがその痛みはすぐに消えてなくなる。 目は開いて居る筈なのに、視界は真っ暗で何も見えない。 音は聞こえる。 周りがなんだか騒がしい。 暫くすると、独特のサイレンが聞こえてきた。 この音は――救急車? 段々と意識が遠退いて行く。 眠くないのに―― ――俺は何をやっているの? 確か今日は新しいゲームソフトの発売日で―― 道中すれ違った小さい女の子のマフラーが風に飛ばされて―― 女の子がそれを追い掛けて行って車道に出ちゃったんだ。 そこに大型トラックが来て―― 俺トラックに跳ねられたのか。
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