5人が本棚に入れています
本棚に追加
一瞬。
右半身にとてつもない衝撃を感じる。
その衝撃を受けた後、全身が激痛に襲われた。
だがその痛みはすぐに消えてなくなる。
目は開いて居る筈なのに、視界は真っ暗で何も見えない。
音は聞こえる。
周りがなんだか騒がしい。
暫くすると、独特のサイレンが聞こえてきた。
この音は――救急車?
段々と意識が遠退いて行く。
眠くないのに――
――俺は何をやっているの?
確か今日は新しいゲームソフトの発売日で――
道中すれ違った小さい女の子のマフラーが風に飛ばされて――
女の子がそれを追い掛けて行って車道に出ちゃったんだ。
そこに大型トラックが来て――
俺トラックに跳ねられたのか。
最初のコメントを投稿しよう!