パラティアへ転生

2/3
4080人が本棚に入れています
本棚に追加
/673ページ
‐ライズ王国のある貴族の屋敷‐  ライズ王国の中流貴族である、ライラック家のある部屋の前を落ち着きなく行ったり来たりしている30代前半の男性がいる。 その人物は、このライラック家の当主である、ギルバート・ライラックである。 「当主様、心配なのはわかりますが少し落ち着いてください。子供たちも不安がりますから。」 と、使用人にたしなめられる始末である。 「しかしな…ベルよ、心配になるのは当然だろう、リリーの時も大変な難産であったし…」 と、その時、 「おぎゃあああ!!」 と、産声が上がった。 それを聞いたギルバートは、部屋に飛び込んでいった。
/673ページ

最初のコメントを投稿しよう!