パラティアへ転生

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誠side 神の間に空いた穴に飛び込んだあと、えらく窮屈な思いをして外に出た。 「おぎゃあ!!(よっしゃ~異世界!!って、しゃべれねえ!?)」 「奥様、おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」 「よかった、無事生まれたのね。」 (お、女の子!?どういうことだ?) バンッ 「ルーシェ、産まれたのか?」 「ええ、あなた女の子ですって、この子の名前ですけど、ラピスにしようと思うの、どうかしら?」 「ラピスか、いい名前だな。」 (おいおい、どういうことだ?) 《あー、あー、聞こえますか?誠さん改め、ラピスちゃん♪》 《ああっバカ神、どういうことだ!?赤ちゃんスタートって聞いてないぞ!!》 《ああ~、ごめんなさい、言い忘れていました。でも、これにはちゃんとした理由がありまして。》 《理由?》 《ええ、私はラピスさんに力を与えるために魂をいじったんですけど、その分魂の容量が大きくなります。しかし、ラピスさんの元の体は、その膨張した分の魂の圧力に耐えることができないのです。だから、新しい体を作る必要があったんですけど、元のお年齢の肉体を作ろうと思ったら、最低でも10年かかるので、赤ちゃんスタートということになります。》 《そうか…それなら仕方ないな、ところでどうして性別が変わっているんだ?》 《それも仕方なかったんです、ラピスさんが転生した時に生まれる子がその子しかいなかったんですから》 《そ、そんな理由で俺の性別が…》 《まあ、もう転生完了しちゃったんで、変更出来ません。第二の人生楽しんでください♪》 (ちょっ、待て!!ってもう念話切れてる…仕方ない、あきらめるか…ああ、眠たくなってきた…)                                   誠改め、ラピスside end
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