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転生してから5年たち、今日は私の5歳の誕生日です。
えっ?端折りすぎだって?
仕方ないじゃないか、赤ちゃんプレイの描写なんて書いていても面白くないだろ、それに恥ずかしくて早く忘れたい…
と、その話はそこまでにして、この世界では5歳になると、魔力量・属性を測定することになっている。
魔力量を最大にしてもらっているが、属性を決めなかったのでどの属性を持っているのかが少し楽しみである。
私が、いそいそと着替え終わったところで、あの神から念話が飛んできた。
《は~い、ラピスちゃん誕生日おめでとう!!ここで、ラピスちゃんに教えておくことがあります。》
《何?》
《え~と、ラピスちゃんが注文した能力に、魔法の無効化があったけど、あれの影響でラピスちゃん、属性が無くなってるから》
《えっ!?どういうこと!?》
《ええっと、その説明の前に魔法の発動条件なんだけど、大きく分けて属性付与と形状付与の二つがあるの、属性付与は、そのままの意味で、魔力に属性を与えること。形状付与は、どのような魔法にするのかを魔力に命令することね。
そこで、ラピスちゃんに属性が無い理由になるんだけど、魔法の無効化の方法として、魔法の属性を強制的に無属性にするという方法にしたの、その弊害でラピスちゃんの魔力にもその力の影響が出て、属性が無くなっているの。》
《そ、そんな…魔法を使うの楽しみにしてたのに…》
《ご、ごめんね…あと、魔法無効化は常時発動しているといろいろと問題があるから、身体強化をある一定以上で行うと発動するようにしてあるからそれを楽しみにしてて、じゃあね~》
この念話によって、少なくないダメージを負ったラピスの5歳の誕生日は始まったのであった。
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