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ああ~、どうしましょう…
どこから見られていたんでしょう?
説明するのも面倒ですし…逃げる?いやだめだ、この時に此処に来たということはギルドの人さらに高ランクの実力者だろう。
うーん、どうしましょう…
などと考えていると、突然
「アブねえ!!」
と叫び、私に(正確には私の背後に)魔法を打とうとして魔法が発動せずに焦っている姿に緊急性を感じ、さらに背後に何かの気配を感じたので振り返ると、すぐそこまで生き残りであろうライカンスロープが迫っていた。
剣の創造を…いやっ、間に合わない!!なら!!
そう判断した私は、襲いかかってきたライカンスロープの爪を紙一重で躱し接触する瞬間、ライカンスロープの胸にすべての力を込めた一撃を与えた。
普通、私のような12歳のましてや、女の体で相手を殴ったとしてもダメージを与えることはできず、下手をするとこちらのほうがダメージを受ける結果となる。しかし、現在私の身体能力は魔装によって数十倍に強化され、ライカンスロープの体重・向かってくるスピード。そして、その衝撃を一点に収束させたことによって、ライカンスロープは吹き飛ぶのではなく、胸部が抉れ破裂した。そして私はもろに血を浴びる結果になった。
うえ~、ライカンスロープの血を浴びたせいで、全身が血なまぐさいです…。早く家に帰ってお風呂に入りたいですね…
ちなみに、応援で来たらしいギルド員は、この光景を見て現実逃避気味になっていました。
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