事の始まり

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事の始まり

それは、高校を入学して間もない頃、俺の家にかかってきた一本の電話から始まった。 「はい。もしもし」 「あぁ、笹木(ささき)様のお宅ですか?」 「そうですけど…」 「私、笹木勲(いさお)様の侍医ですが…」 「祖父の…?」
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