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「ヤッ、アアッ」
危ないっ。
王子の膝がガクリと沈み、身体も落ちるそうになるので咄嗟に支えると同時に、王子は「アアーッ」と、甲高い声を荒げた。
直ぐに、俺の腹に生暖かな液体が掛かったのを感じた。
……吃驚した。
こんなことで達してしまったのか。
ぞくぞくとそそられる。
そのまま臀部を強く掴んでしまったから、刺激が強かったんだろうか。
「ルナール王子、大丈夫ですか」
朦朧とした顔をして脱力している。
息もまだ上がっているみたいだ。
そんなに激しくし過ぎたのだろうか。
流石に身体を支え直そうと、王子の腰に手を回し直すと、
「アッ」
と、また、甘く鋭い声を出す。
腰も敏感になっているのか。
浅く速く息をする王子。
涙目になって顔や身体を火照らしている王子をもっと攻めたくなってくる。
「ルナール王子、そんなに気持ち良かったのですか」
耳に息を吹きかけるように囁くと、ビクッとして首をすくめる。
「ヤ…アッ」
そうか。今はどこもかしこも過敏になっているんだ。
ああ、駄目だ抑えられない。
王子を強く抱き寄せる。
「ハァッ、ンンッ」
凄い声だな。
でも、王子のはこちらの感覚さえ狂わせる。
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