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俺はとり肉と野菜のごろごろスープとガッツリ腹持ちの良いパンとかがいいな。食べるもの食べないと、最近鍛えてた筋肉が痩せていきそうだ。
とまあ、今は言ってられないな。
「料理、ありがとうございました。では行ってきますね」
ペコっとお辞儀をする。
「おう、時間まで来んなよ」
と、軽口を叩く料理長。
「何卒、王子の事お願いします」
王子の配膳係はペコペコと何度も俺にお辞儀をする。
なんか俺のせいとも言えるのに申し訳ないので、もう一度俺もお辞儀して厨房から出て行った。
食事の荷台をすぐ近くの昇降機に載せる。俺は階段を上がり、それから昇降機の荷台を上へ運ぶ為に手回しを動かす。
手元に来るとゲージを扉を開けて荷台を引き出す。
色々やらなきゃいけないこともあるけど、先ずは王子に食事を摂ってもらうほうからだな。
荷台を部屋に運ぶ。
王子、食べてくれるといいな。
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