幼少期

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風は岩の破片と共にサクラ(分身体)を巻き込む サクラ(分身体)は桜の花弁になって空中を舞った 「ふぅ・・・どうにか形にはなったかな?」 桜の花弁が舞っているなかサクラは安心したように息を吐き掌を見つめる 「・・・さぁてっと・・・今日、最後の術を試そうか」 サクラはまた素早く印を結ぶ 「秘術・千本桜!!」 空中に舞っていた桜以上の桜の花弁が現れサクラの近くにあった木に向かっていく やがて木は桜によってボロボロになってから桜の花弁は地に落ちた 「はぁはぁ」 サクラは地に倒れ込んで荒く息を吐く 「(やっぱり千本桜はまだキツい・・・か)」 暫く休んだサクラは息を整えて立ち上がる 「今日はもう帰ろう・・・っと」 先程までの疲れを感じさせない様子でサクラは家に帰った
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