いつものこと

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いつものように、 ヒミツの逢瀬の後の長すぎる空き時間。 構内のカフェでのんびり本を読んだり、 教授につかまって手伝いをさせられたり、 知り合いがいればだらだらと話したり、 そんな感じでいつも時間を潰しているけど、 今日はけっこう仲が良い方のトモダチとばったり出会った。 お互いに一人だったから、カフェで軽く何か食べようということになり、天気もいいからテラスへ座った。 昨日のテレビドラマの話から、話題の映画の話になり、教授の下世話な話まで、いろいろと話題は尽きなかった。 「あ、主藤(すどう)ぅ、こっちこっちぃ」 目の前のトモダチがいきなり大声を出してびっくりした。 「なんだ、お前ら。暇人だな」 呼ばれてテラスに近づいてきたのは、 俺も知ってる顔。 時間あるならお前もどうだ?と目の前の友人が誘うと、主藤はちらりと腕時計を見たあと、俺の横の椅子へ座った。
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