イノチノセンタク

始まり

病院を出て、車に乗り込み母に電話する。

「もしもし?どうだった？元気だった!？」

「おー。順調に大きくなってるって。でもね、なんか水膨れ？みたいなのが背中にあってさ。風船みたいにぷくーって」

「風船?なにそれ。初めて聞いた」

「なんかね、良くなるのがほとんどだけど、厚みがましたりすると心臓疾患の赤ちゃん生まれる確立高くなるらしいよ」

「なにそれ！大丈夫なの？」

「大丈夫でしょ！ほとんどの方は週数重ねると無くなる物っていってたし。厚みがましたらって話なんだし。大丈夫大丈夫！」

「うーん。そっか。大丈夫だよね。おじいちゃんもたけ(旦那)のお父さんもついてるし！大丈夫大丈夫」

「じゃ、これから会社だから。また連絡する。次は22日病院」

「そっか。なんかあったら連絡して。じゃーね」

「はーい」

この時私は、自分が【ほとんどの方】に入ると、思っていました。