一冊目。

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「…もしかして美優ちゃん! 照れてんの?可愛… 「て、照れてない! お世辞なんていらないし。 しかも何? 『見た目は!』って強調しないでよ」 何て可愛げの無い返事しかできないってこと、 佑さんは十分承知してくれてるはず。 まぁそうじゃなきゃ私も 年上のお兄さんにこんな言い方しないしね。 「相変わらずだなぁ、 そのサバサバしすぎた性格。 いつものでいい?」 「あ、今日はキャラメルソース足しといて」 いつもの、とは ホットミルクティーに ふわふわのクリームが添えてある 私の大好きな一杯。 「わかったよ」 と準備をし始める佑さん。
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