chapterⅢ

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ジリリリリリリリ 在り来たりでベタな音が狭い部屋に響く お世辞にも寝やすいとは言えないベッドから手を伸ばし目覚まし時計を止める ロブ「…セットした覚えはないんだが…」 多分最初からセットされていたのだろう そんなことを思いつつ時間を確認すると9時 ロブ「そんなことより腹へった…」 ベッドから降り、軽く体を動かし体を解す 欠伸をしながらコアに ロブ「一番コストの安い食料」 と注文する 『保存食(水付)10日分 5ポイント 承認シマスカ?』 ロブ「承認」 すると、ペットボトルとアルミ箔に包まれた何かが30セット程出てくる 1食あたり1セットなのだと思い1つ手に取り開けてみる 中には茶色いブロック状の物が入っていた 最初は戸惑ったが空腹には勝てずに 貪るように食べきる ブロックはボソボソして食べにくい物で水はぬるくひどい物だが安いので仕方なく妥協する
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