1.始まり

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相手が気を抜いたのか手が獣じゃなくなっていた 「死ぬついでに簡単になら教えてやるよ!」 こいつの説明はホントに簡単だった... ...まず、石を持った奴同士が殺しあわなきゃらしい そしてその頂点にたつと景品が貰えるとか... 「おい、石って何なんだ?」 「ホントに何も知らないのな~」 「頼む、教えてくれ...」 「良いか?石にはな守護獣ってのがはいってんだよ!」 「守護獣?」 「まあ獣とは限らん人型のもいる」 「お前のは何なんだ?」 「獣人ウォーウルフだ!」 「ウォーウルフ?」 「狼男だよ!知ってんだろ?」 子供の頃に見ていた絵本に出ていた... そんな夢物語が実在するなんて子供が見たら喜びそうだな... 「じゃあ、そろそろ殺すぞ!?」 やっぱ子供が見ても絶対泣くな...
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