1.始まり

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特徴のない男が起き上がってこっちに近づいて来ている 重蔵とか言う奴はまったく動く気配がない 「お嬢ちゃ~ん、このスーツ高いんだぜ?」 よく見たらスーツがびしょ濡れだ 「暑そうだったから...つい...!」 「そうかい...そりゃありがとさん!」 そう言うと男は橘目掛けて一直線 「橘!!危ない!!!」 そう言った瞬間.............バシャッーン 襲ってきていたはずの男が逆に飛ばされている... チラッと橘を見る... 「なんだ...その光?」 橘の右手が青く光っている よく見ると鱗のようになっている...
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