ある一日

3/26
856人が本棚に入れています
本棚に追加
/783ページ
完全記憶能力を持っていて運動もでき、さらに先生に気に入られているのか恋心を抱く教師の風上にも置けないやつもいるほどだ。 当然こいつはモテる。その一言に尽きる。だが女難の相でも出ているのか変な女も寄ってくる。 まぁそのたびに俺が撃退…もとい脅迫して、結局俺がある程度認めた女しか近寄らせないようにしている。 …と思いつくままにこいつの特徴を出してみたが自分とのスペックの違いに泣きそうになるな… そして裕也と行動を共にしている女三人だが…簡単に言えば俺の幼馴染のツンデレ(2年生)と裕也の幼馴染の後輩(1年生)と俺の天敵の毒舌絶壁女(同級生)だな。 後輩は俺と中学校が同じで馬鹿がいないときは結構仲良くしている。 ツンデレは学校は違うが家が近いためそこそこの関係を維持している。裕也のハーレムなのになんで俺の幼馴染なんだといつも疑問に思っている。 最後の一人はなぜか俺と仲良くする気がないのかひどい言葉ばかり浴びせてくる。毒舌はほかの無責任なクラスメートに浴びせろよ…。  ちなみに裕也と俺は二年生である。 さて、こんな思考をしててもしょうがないから話してやるか 「そんなことしている暇があれば教室に行くぞ あと五分で予鈴だからな」 「「「先輩(アンタ、真一)を待ってたからでしょ!!」」」 おお、ハモった 「それもそうだね…なんで僕たちこんなところで集まってたんだろう」 「アンタが悪いのよ!」 そういってキレる雛形…怖ぇ 「俺かよ 悪いのは親友(笑)だろ?」 大体顔がきれいなのにどうして青筋立ててキレるのかねぇ…俺のせいですねすみません 「え? 僕?」 「当たり前だろ お前がここで待たなければこんな遅刻ぎりぎりな時間にここにいなかったはずだからな…反省しろ」 まぁ俺が寝坊しなければこんなことにならなかったんだがな…起こしてくれよ家族共 「先輩! 言い訳しないでくださいよ! 先輩が来るのが遅いから悪いんですよ」 「そうよ! 裕也に謝りなさいよ!」 栗原も雛形もそう怒るな…てか雛形青筋立てるのやめろって 「うう…みんなごめん」 なぜお前が謝る…あ、俺の発言か 「悪いのは木崎だから気にしないで 悪いのは木崎だから」 二回言わなくてもわかるからな…雛形 「…ほら行くぞ」 「ちょっと待ちなs「じゃあな~ お前らも走らないと遅刻するぞ」ああ!? もう32分じゃない!?」
/783ページ

最初のコメントを投稿しよう!