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「これで鍵は運命に選ばれたる者達の所に行くでしょう・・・さあ、貴方達は月島高原に行きなさい!そこで貴方達はパートナーと会う事が出来ます」
彼女は八体の生き物に言った。
「はい!」
女性の指示に八体は月島高原に駆けて行った。
(頼みますよ・・・貴方達はこの世界を蝕みつつある闇を消す力を持った私の希望なのです・・・)
駆けて行く八体の後ろ姿を彼女は見えなくなるまで見送りながらそう心の中で呟いた。
「我が城に侵入している事は分かっています!狙いは私なのでしょう!?」
背後にあったドアを見て、女性がそう叫ぶと、闇と共に悪夢の王が現れた。
「気付いているのなら話は早い!夢想の鍵とやらを渡してもらおうか!」
「・・・夢想の鍵は聖なる物・・・輝く夢を持った者の手に渡るようにしたわ!だからもう私の元にはない!」
凛とした態度で彼女は説明した。
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