song.00:プロローグ

1/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ

song.00:プロローグ

--空が、空にいるアナタが笑ってくれたら良いのにって、ずっと思っていた。 けれど、我儘で愚鈍で冷徹な私は、いつの間にかそれだけでは足りなくなっていた。 歌うことは、辛くて、苦しくて、身が灼けるように痛くて堪らないのに。 歌うことでしか、この身を焦がす想いも、叫びも届きはしないのは何故だろう--。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!