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俺は父親に用事があり、父がいると思った書斎に足を運んだ。
しかし、そこには父の姿はなく、たくさんの本が並んでいただけだった。
俺は父がいつもどんな本を読んでいるのか少し気になり、見てみることにした。
「天文学に医療学、うへぇ、難しい本ばっかだぁ、───ん?」
俺はそこで視線を止めた。
なぜならそこには、機械関連の本と科学の本の間に一冊、明らかに場違いな本があったからだ。それは──。
「『魔術・術式の書 ~古術~』だと……!?」
なぜこんな本がここに…、気になった俺はその本を開いた。
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