《俺の彼女がこんなにヒロインな訳がない》

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「未来、今日のお前サイコーに可愛いな。思わず見とれちまったぜベイベー☆」 やけくそだぜ。きゃっぽーい。 短い人生だったな俺。 「そう、かな」 あれ? しかし俺の予想に反してそいつは殴りかかるどころか自分の髪をくるくると弄り、挙げ句寒いのだろうか、頬を少し赤らめていた。 いつもならこんな常套句あっさり聞き流しそうなものだが。 まあいい、ここまで来たらこの路線で切り抜けよう。 「ああ、大人っぽいというか。雰囲気が艶っぽいっていうか」 「今日はなんだか口が上手だね」 「そっ、そうか。今日は本音が出ちゃう日なのかな。いやはやお恥ずかしい」 なんか知らんけどターゲットがもじもじし出したぞ。もう少し、もう少しであります隊長。あとひと押しで任務達成であります。 「特にそれ!その髪止め!その銀の髪止めがなんてったってクールで知的だよなっ!」 「そぉかなぁ~。ふふっこれねぇ」 やりました隊長。ビックリマークをつけた甲斐がありました。これで我が隊は見事に、 「さっき翔を待ってる間に近くのショッピングセンターで買ってきたんだぁ」 見事に地雷を踏んだようであります隊長っ!!!!すぐに緊急回‥
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