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ケイ「なぁー神楽って寮?」
神楽「えぇ。」
ユウ「じゃぁ一緒にいこうよ」
神楽「はい、いいですよ。」
寮といえば特別室がありがちですが別に校長や理事長に気に入られたわけでもありませんし、やはり普通の部屋なんでしょうかね?まぁ、別にミカと2人ですし構わないんですけどね。
「ん、あらぁ貴方が新しい子ねぇ?」
寮の受付にはイケメンが居ました。ばっちりお化粧なんかもして、わざわざ魔法で声も変えて居ますが私は騙されませんよ。
神楽「はい、それでお兄さん、私の部屋は何処でしょうか。」
「いやだわぁ…お兄さんだなんて、一度目潰しして欲しいのかしらぁ?」
お兄さんはニコニコ笑ったままこちらを見ています。これは…手ごわい相手ですね。下手したらギルよりも強いはずです。なぜこんなところに居るのかはわかりませんが。
神楽「私の部屋は何処でしょうか?」
「お姉さん」
神楽「私の部屋は何処でしょうか」
「 お 姉 さ ん 」
神楽「私の部屋は…」
「お姉様とお呼び!【ボルト】!」
神楽「【シールド】!!」
なんでそんなことで魔法をうたれなきゃならないんですか、バカですか?まったく、この人と毎日顔を合わせなければならないだなんていやになりますね。
「リリカ…?」
お兄さんの後ろに鬼のような顔をしたお姉さんが居ました。正直姉も怒ると怖いですがそれ以上ですね。
「ヒッ…!ね、ねぇさん…どうしたの…?」
「受付は私よ?貴方はギルドにでも帰りなさい?」
「は、はい…」
とても優しい顔で笑って居るように見えますがこれは逆らったらいけないでしょうね。私が怖がるくらいです、相当ですよ。
「さて、ごめんなさいねぇ。駄目な弟で。貴方は芹 神楽くんね、最上階の部屋よ。行き方は鍵を持ってそこの魔法陣の上に乗るだけよぉ。はい、鍵」
やはり最上階なんですね。
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