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「あ、あの…ありがとう、ございます。…えと、びゃ、闢…さん?」
「おう、感謝しろ」
闢さんは、無表情で僕の頭を掴み、そのままどこかへ歩き始めた。
「…あの、闢さん、痛いんですけど」
闢「うるせー。黙れ」
………………。
しばらく運ばれると、暗い洞窟に一筋の光が見えた。
「う、まぶしっ…。わぁ…!」
僕の目に写ったのは美しい光景だった。
数々の様々な龍たちが空を舞い、地を支配し、戦う。そしてその遥か向こうの先は緑に満ちた目の前の光景に不釣り合いな世界があった。
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