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「フゥーーッ!!」
「そんなっ!?」
僕の青炎蒼火は一匹の龍の鼻息で消し飛ばされた。
「このような炎ごときで泰山に住む我らに歯向かうなど片腹痛いわ!」
「お前は見たところまだ生まれて間もないな。まぁ、30年くらいが妥当であろう」
「おいおい、本当にガキではないか!」
群がる龍たちは僕を嘲笑い、ゲラゲラと笑い始めた。
「笑うな…」
歯を食いしばり、悔しさや無力さを圧し殺して、絞り出すように声を荒げた。
「笑うな…」
「笑うなぁ―――!」
グギュルルルルルルルル~~!
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