開闢

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「他愛もない。この程度………あ?」 俺様の歩く前に人間共が群れていたから燃やして退かした。 そのまま泰山に帰ろうとすると、チンチクリンの悪魔のガキがいた。 「あなたは……誰?」 「あ?テメェ…いい度胸だ。自分が名乗らないで、俺様から先に名乗らせようとするたぁ、殺されたいらしいな」 「僕は………名前はありません。だから、名乗る事も出来ませんから」 「なお、気に入らねぇ。だったらなんの悪魔か答えやがれ!」 「……あ……。僕は青龍です。…ご、ごめんなさい」 ……………。 身体が動かねぇのか、俺様を見上げるだけで、逃げようともしねぇ。 生きることを諦めたのかは知らねぇが、俺様に怒鳴られても、全く目を反らさねぇ。
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