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「……………」
こんなチンケな龍を食っても腹の足しにもならねぇ。
「……あの………」
「あん?」
「あなたは……誰ですか?僕は…名乗りました。……あなたも名乗って下さい」
「……フハハハ!瀕死のチンチクリンが言いやがる」
律義というかなんというか、俺様にこんな発言する悪魔もなかなか珍しいな。
ムカつくがおもしれぇガキだ。このまま死なせるには惜しいかも知れねぇ。
「俺様は黒龍。名は闢だ」
「こく……りゅう……闢…さん?」
闢「まぁ、そこらへんはおいおい話すぞ。今はテメェの治療が先だ」
チンチクリンは何か言おうとしたが、聞くのが面倒臭ぇから掴み上げ担いでやった。
「俺様は泰山に帰る。テメェも来い。嫌とは言わせねぇぞ」
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