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寒々とした月の光が、窓から射し込む夜だった。
「……」
帳が下りた広い寝台の上には、荒々しい息を吐き、絡み合う人影が二つ。
汗で輝く上気した肌と淡い茂みとが合わさるたびに、男に満たされた蜜壺からは潤んだ音と蜜がたっぷりと溢れ、きめ細やかな肌を伝っては尻の下の敷布をしどどに濡らす。
白く華奢な手は引き締まった男の腿を撫で擦り、時に腰を捉えたりと、いっそうの悦びを味わいたい主の心情を反映し、落ち着かない。
「! ……!」
じきに堪えられない様子の艶やかな声が上がり、低い喘ぎがそれに重なる。
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