虹 Ⅰ

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――――それからずっと一緒。 大好き…。 ザザッッ。 「んあ?」 いつの間にか寝ていたのか、体重をかけていた方の足がずれ、頭がガクッとおちて目が覚めた。 「んーー?まだ…来てないの?」 辺りを見回してみるけど見る限り誰かが来た形跡がない。 その時だった。 影が視界にちらっと見えた。 影を見るだけでわかるその姿。 勢いよく振り向いたらいつものキミが立ってた。 「何してんだよ?」 驚いた様な不機嫌そうな声で言われた。 「んーー。元気つけに?ココ好きだからさぁ。」 「知ってる。」 知ってるのかよ!と心の中で突っ込みつつ"あはは…"と笑って見せた。
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